6月に中東で緊張が高まると、「有事のドル買い」にドル・円相場は押し上げられる場面がありました。にもかかわらず、相対的な強さを示すドル・インデックスは下落基調。ドルを持続的に支える構造は弱まり、ドルの本当の強さが失われているもようです。

来週の米ドル円相場の動向に影響を与えそうな「先週の米国経済の動き」について、東京海上アセットマネジメントが解説します。 先週は、「日銀短観」や「米雇用統計」が発表 先週は、日銀短観（6月調査）や6月の米雇用統計に注目しました（図表1）。 ［図表1］先週の主要経済指標 出所：Bloomberg （注）4日10時時点のデータ 日銀短観（6月調査）では、注目度の高い大企業製造業の業況判断DIは、前回3月 ...

＊　＊　＊ 今週のドル円は底堅い値動きか。米国の7月利下げを見極める展開で、ドルは下げづらい。米国と主要貿易相手国との協議も注目され、交渉決裂が避けられればドル売りは後退しそうだ。7月3日に発表された米雇用統計は失業率の低下、非農業部門雇用者数の増加 ...

有事が起きればドルが買われる、そんな常識が揺らいでいる。イラン・イスラエル紛争でも限定的だった「有事のドル買い」。その裏には金や仮想通貨（暗号資産）ビットコインへの資金流入、米政権のドル安志向、そして基軸通貨としての威信の低下がある。だが、ドル安は本 ...

4日のニューヨーク市場は、米国が独立記念日の祝日のため、主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続いた。ドル・円はやや強含みとなり、144円36銭から144円58銭まで反発し、144円56銭でこの週の取引を終えた。米ドル・円の取引レンジ：142円68銭－1 ...

4日の東京外国為替市場、3日夜発表されたアメリカの雇用統計の内容を受けて、アメリカ経済は堅調だという見方から円を売ってドルを買う動きが広がり、円相場は値下がりしました。

欧州外為市場では、ドルが主要通貨に対して下落した。トランプ米大統領の大規模な減税・歳出法案が議会を通過したことや、各国に関税率を通知する書簡の送付を開始すると明らかにしたことを受け、神経質な展開となった。主要通貨に対する米ドルの動きを示すドル指数は２ ...

戦後の国際金融秩序は、覇権国である米国のドルによる単一基軸通貨体制に支えられてきた。米国の圧倒的な経済力と軍事力、流動性と深みを備えた金融市場、さらにその政治的安定性は、ドルを貿易決済や準備資産、或いは、国際投資（国際金融）の中心に据える構・・・ ...

【NQNロンドン=蔭山道子】3日のロンドン外国為替市場でユーロは対ドルで小幅に下落し、英国時間16時時点は1ユーロ=1.1750〜60ドルと前日の同時点に比べ0.0010ドルのユーロ安・ドル高で推移している。3日発表された米景気指標が市場予想を上回っ ...

コインベース（Coinbase）のディレクターであるコナー・グローガン（Conor ...