イスラエルとの12日間戦争で敗北したイランのアリー・ハーメネイー政権が、体制の存続をかけて大規模な「スパイ狩り」に乗り出している。アメリカとイスラエルの攻勢で揺らいだ政権が、内部の粛清を通じて求心力の回復を図っているとみられる。

イランの首都テヘランの高層住宅で爆発や火災が発生し、３名が死亡したと伝わっている。死亡したのはイラン革命防衛隊（ＩＲＧＣ）の関係者と核技術者と報道されているものの、原因も含めて詳細は不明。イスラエルが停戦合意を破り、ドローンで攻撃したとの思惑もある。

イスラエルとの最近の軍事衝突をめぐり、イラン当局が、イスラエルの諜報機関との関わりが疑われる人物を相次いで逮捕・処刑している。イラン当局は、イランの保安機関にイスラエルの諜報員がかつてないほど浸透していると主張していた。

イランの最高指導者アリ・ハメネイ師（86）は、イスラエルとの戦争中、イラン国内の秘密地下壕に約2週間、身を潜めていたとされる。だが、先に合意された停戦を機に、姿を現す可能性があるとみられている（編注：ハメネイ師は26日、イスラエルとの停戦が24日に合 ...

イランの国営放送「プレスTV」によれば、イスラム革命防衛隊（IRGC）は、アメリカによる「前例のない、露骨な侵略行為」を強く非難し、想像を上回る形で報復すると宣言したという。

「イランの核開発速度、ルビコン川を渡った」との判断 ...

米ホワイトハウスがイラン攻撃を開始するまで最大２週間の猶予を与えると発表していたなか、２２日（日本時間）にトランプ米大統領はイラン核施設の空爆を決行した。イラン中部フォルドゥの地下にある核施設に向けて地中貫通弾「バンカーバスター」が投下され・・・。

イスラエルとイランの交戦を巡り、トランプ米大統領は6月21日、イランの核施設3カ所を攻撃したと明らかにした。トランプ大統領は6月19日の声明でイラン攻撃の可否について「2週間以内に決断する」と語ったばかりだった。

イランには、世界のタンカー輸送の40％が通過するホルムズ海峡の船舶の航行を妨害し、原油価格を急騰させるさまざまな選択肢がある。1980年代のイラン・イラク戦争以降、ホルムズ海峡を通過してきたタンカー所有者やベテラン船長によると、イラン政府は海峡に機雷 ...

アメリカのドナルド・トランプ大統領は17日、イスラエルとイランの軍事衝突が続く中、「我慢の限界に近付いている」として、イランに無条件で降伏するよう求めた。さらに、イランの最高指導者アヤトラ・アリ・ハメネイ師の居場所を「正確に把握している」としつつ、「 ...

イスラエルとイランの対立は激しさを増し、互いに攻撃を続けている。イスラエル国防軍（IDF）は16日未明、イラン中部のミサイル関連施設を地対地ミサイルで攻撃したと発表。また、イランからイスラエルに向けてミサイルが発射されたとし、国民に安全な場所への移動 ...

中東カタールの国防省は、米軍が駐留するアルウデイド空軍基地を狙って発射されたロケットを迎撃したと明らかにした。カタール外務省は、イラン革命防衛隊（IRGC）が仕掛けたものだとして、基地への攻撃を非難した。また、攻撃に備えて人員は退避しており、死傷者はいないとした。報道官はX（旧ツイッター）に「カタールは、この恥知らずな攻撃の性質と規模に見合った形で直接、対応する権利を有する」と投稿した。原文（英語 ...